【2025年度】太陽光発電の補助金はいくらもらえる?条件や申請方法を解説
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
近年の電気料金高騰により、自家発電のメリットが高まっていますが、初期費用の負担が気になる方も多いでしょう。
この記事では、太陽光発電システムに関する国や自治体の補助金制度の種類、申請方法、給付条件まで、補助金活用に必要な情報をわかりやすくご紹介します。
複数の補助金を組み合わせることで、導入時の負担を抑えることができます。
目次
太陽光発電の補助金とは

近年の電気料金高騰を背景に、太陽光発電の注目が高まっています。
2022年からのLNG価格高騰により電気料金が20〜40%上昇するなか、自家発電による電気代の削減は以前よりも重要視されるようになっています。
太陽光発電の導入には、初期費用がかかることがハードルとなっていましたが、補助金の活用で負担を抑えることが可能です。
太陽光発電システムの基本的な仕組み
太陽光発電システムは、太陽電池モジュール(パネル)、パワーコンディショナー、分電盤などで構成されています。
太陽光パネルで発電した直流電力を、パワーコンディショナーで交流電力に変換し、家庭内で使用できる電気として供給する仕組みです。
設備に必要なコストは低下しており、10年前には300万円以上かかっていた一般家庭用のシステムが、現在では70〜80万円で導入できるようになっています。
補助金制度の目的と概要
日本は2050年までのカーボンニュートラル達成を目指しており、その中間目標として温室効果ガスの46%削減(2013年比)を掲げています。
その達成に向けて、補助金を使った太陽光発電の導入(再生可能エネルギーの普及促進)が進められています。
| 目的 | 概要 |
|---|---|
| 再生可能エネルギーの普及促進 | CO2排出削減、地球温暖化対策 |
| 災害時のエネルギー確保 | 停電時の電力供給、レジリエンス強化 |
| 家計負担の軽減 | 初期費用の補助による導入促進 |
また、いつ起こるかわからない大規模災害に備えたり、高騰する電気料金の家計負担を抑えるためにも太陽光発電の導入が進められています。
補助金の種類(国・都道府県・市町村)
国に限らず、都道府県や市町村ごとに補助金が設けられています。これは、地域性を踏まえて適切な条件や補助内容にする意図が考えられます。
| 実施主体 | 主な特徴 |
|---|---|
| 国 | ZEH関連、蓄電池との併用が中心 |
| 都道府県 | 地域特性に応じた独自制度 |
| 市町村 | 住民に身近な支援制度 |
2025年度の補助金制度の特徴
2025年度の補助金制度は、蓄電池との併用やZEH対応がより重視される傾向にあります。
注目すべき点として、東京都では2025年4月から住宅メーカーに対し、新築住宅への太陽光発電設置が義務化される予定です。
のべ床面積2,000㎡未満の建物が対象となります。
自治体の補助金は予算に限りがあり先着順のため、導入を検討する場合は早めの情報収集と申請準備が欠かせません。また、補助金申請から交付までに数ヶ月かかることも考慮に入れる必要があるでしょう。
太陽光発電の補助金の種類と内容

ここからは現在実施されている主な補助金制度について紹介します。
国による単体での補助金は2014年に終了し、現在は蓄電池やZEH関連が中心となっています。
環境省の補助金制度
環境省が実施している「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」は、戸建住宅の高断熱化による省エネ・省CO2化を支援するものです。
| 制度名 | 補助金額 | 主な要件 |
|---|---|---|
| 戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 | 55万円/戸 | ZEHの基準を満たす新築住宅 |
| 次世代ZEH+実証事業 | 100万円/戸 | ZEH+の基準を満たす戸建て住宅 |
| 蓄電システム追加補助 | 2万円/kWh(上限20万円) | 上記2項に関連し、蓄電池を設置 |
参考:戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
経済産業省の補助金制度
経済産業省は主に2つの補助金制度を設けています。
DR補助金は、正式名称を「電力需給ひっ迫等に活用可能な家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業」と言います。
| 制度名 | 補助金額 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 需要家主導太陽光発電導入促進事業 | 補助率1/3~2/3 | 自家消費型の導入支援 |
| DR補助金 | 3.7万円/kW | 蓄電池との組み合わせが条件 |
【参考】
・需要家主導太陽光発電導入促進事業
・DR補助金
東京都の太陽光発電補助金
東京都の補助金は、「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」です。
| 対象 | 補助金額 | 補助上限 |
|---|---|---|
| 新築3.6kW以下 | 12万円/kW | 36万円 |
| 新築3.6kW超 | 10万円/kW | 50kW未満まで |
| 既存3.75kW以下 | 15万円/kW | 45万円 |
| 既存3.75kW超 | 12万円/kW | 50kW未満まで |
これとは別に、太陽光発電にかかった経費(防水工事や架台設置)やパワーコンディショナーの更新についても補助が出ます。
参考:災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
大阪府の太陽光発電補助金
大阪府全体では補助金を実施していませんが、各市町村で用意されています。
■堺市(堺市スマートハウス化支援事業補助金)
- 戸建て住宅:一律5万円
- 戸建て住宅以外:一律10万円
■池田市(太陽光発電システム設置費補助制度)
- 2万円/kW(住宅:上限10万円 非住宅:上限20万円)
■泉大津市(住宅用ゼロカーボンシティ推進補助金)
- 5万円/kW(上限7.5万円)
このほかにも各市町村で太陽光発電補助金が実施されています。
参考:【令和6年度】大阪府内市町村の省エネ・再エネに関する支援制度
神奈川県・埼玉県・千葉県の補助金制度
各県では、次のような補助金制度を設けています。
■神奈川県(太陽光発電設備等設置費補助金)
- FIT不適用の場合:7万円/kW(限度額28万円)
- FIT適用の場合:4万円/件
■埼玉県(家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金)
- 7万円/kW(上限35万円)
※補助金申請期間は令和6年5月27日~令和7年1月31日
■千葉県千葉市(住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金)
- 5万円/kw(上限6万円)
【参考】
・太陽光発電設備等設置費補助金
・【令和6年度】家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金
・住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金(住宅用設備関係)
蓄電池との併用で受けられる補助金
蓄電池とは、太陽光パネルで発電した電力や電力会社から買った電力をためるための設備です。売電するために必要です。
この蓄電池の導入に対しても、いくつかの補助金が用意されています。
| 実施主体 | 補助金額 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 国 | 2万円/kWh(上限20万円) | ZEH要件を満たすこと |
| 東京都 |
太陽光発電があり、以下のうちいずれか小さい額
|
助成対象機器であること |
| 都内市区町村 | 自治体により異なる | 居住要件等を満たすこと |
【参考】
・戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
・家庭における蓄電池導入促進事業災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
太陽光発電の補助制度の申請方法

太陽光発電の補助金申請は、きちんとした手順で進めることが大切です。
工事完了から申請までには期限があり、書類の不備などがあると補助金を受け取れないこともあるため、しっかりと準備をしなければなりません。
補助金の申請に必要な書類
太陽光発電の補助金申請には、いくつかの重要な書類が必要になります。
自治体によって求められる書類は異なりますが、主には「設備について証明する書類」と「申請者の資格を確認する書類」が求められます。
【必要書類】
- 補助金交付申請書
- 設置費用の見積書および契約書
- 設置完了後の写真
- 電力受給契約書の写し
- 住民票(申請者の居住確認用)
- 設備のメーカー保証書
- そのほか自治体が定める書類
基本的に提出する書類に加え、自治体が定める書類も用意しなければなりません。申請時にもれなく提出できるよう、事前に準備しておくことをおすすめします。
申請から交付までの流れ
基本的なフローは、以下の流れで進みます。

- 事前相談・お見積もり取得
- 補助金交付申請
- 審査・交付決定通知
- 設置工事実施
- 完了報告書提出
- 確認・審査
- 補助金交付(3~5ヶ月後)
補助金の申請から交付までは、おおむね半年から1年ほどかかります。
はじめに、設置を希望する太陽光発電システムのお見積もりを取得し、補助金の交付申請をおこないます。申請書類の審査を経て「交付決定通知」を受け取ったら、設置工事を実施します。
工事完了後は完了報告書を提出し、その内容について確認・審査がおこなわれます。すべての手続きが完了すると、3ヶ月から5ヶ月後に補助金が交付されます。
申請時のよくあるミス・注意点
補助金申請では、いくつかの注意点があります。
| よくあるミス | 対処法 |
|---|---|
| 申請期限切れ | 年度はじめの情報収集を徹底 |
| 書類の不備 | チェックリストの活用 |
| 要件確認不足 | 事前に自治体へ確認 |
| 金額計算ミス | 専門家への相談 |
まず、申請期限に関するミスが挙げられます。補助金には予算額が決まっているため、予算がなくなり次第、申請期間中でも受付が終了してしまいます。
そのため、年度はじめにしっかりと情報収集をおこない、早めの申請を心がける必要があります。
書類の不備もよくあるミスです。申請書類は、チェックリストを活用して漏れがないか確認することが大切です。
補助金の要件を十分に確認せずに申請してしまい、あとから要件を満たしていないことが判明するケースもあります。
事前に自治体へ確認をとることで、ミスを防げるでしょう。
また、工事費用の計算ミスによって補助金額が予定と異なってしまうケースもあります。
金額に関する部分は専門家に相談し、正しく計算することが重要です。
太陽光発電の補助金の給付条件

太陽光発電の補助金を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
補助金の種類によって具体的な要件は異なりますが、一般的に求められる給付条件について解説します。
設置場所の条件
太陽光発電システムの設置場所については、安全性と発電効率の観点から条件が設けられています。
【主な条件】
- 自己所有の建物であること
- 建築基準法に適合していること
- 日照条件が十分であること
- 構造上の安全性が確保できること
まず、設置する建物が自己所有であることが基本的な要件となります。また、建築基準法に適合していることも必須で、構造計算などによって太陽光パネルの重さに耐えられることを確認する必要があります。
発電効率を確保するため、設置場所が日照条件を満たしているかも確認します。理想は南向きに設置でき、まわりに日陰となる建物や樹木がないことです。
また、太陽光パネルを支える屋根や地盤の強度が十分であることも確認が必要です。
設備に関する条件
補助金の対象となる太陽光発電システムは、性能と安全性について一定の基準を満たす必要があります。
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| システム容量 | 50kW未満 |
| モジュール認証 | JET認証取得品 |
| 保証期間 | 10年以上 |
| 製品基準 | 国の定める技術基準適合 |
具体的には、システム全体の発電容量は50kW未満であることが一般的な要件です。また、使用する太陽電池モジュールはJET(一般財団法人電気安全環境研究所)認証を取得した製品であることが求められます。
保証については、システム全体で10年以上の保証期間が設定されていることが基本です。
さらに、太陽光発電システムのすべての構成機器は、国が定める技術基準に適合している必要があります。古い製品や性能が不明確な製品は、補助金の対象外です。
申請者の資格要件
申請者の資格要件は、個人、法人、管理組合によって異なります。
| 申請者区分 | 主な要件 |
|---|---|
| 個人 |
|
| 法人 |
|
| 管理組合 |
|
個人の場合、住民票のある自治体の住宅に設置することが基本条件です。また、設備の所有者となることと、住民税の滞納がないことも必要です。
法人の場合は、事業所が補助金の対象地域内にあり、しっかりとした事業運営が見込めることが求められます。管理組合による申請では、区分所有者の合意を得ていることが必要となります。
いずれの区分でも補助金制度によって資格要件は異なりますので、注意が必要です。
補助対象外となるケース
太陽光発電システムを設置する場合でも、いくつかのケースでは補助金を受けることができません。
- 中古設備の導入
- すでに工事を開始している場合
- ほかの補助金との重複(併用不可の場合)
- 申請期限をすぎている場合
- 予算上限に達している場合
中古の太陽光発電設備を導入する場合や、すでに工事を開始している場合は対象外となります。
補助金の併用が認められない場合もあります。たとえば、国の補助金と自治体の補助金を同時に申請できないケースがあるため、前もって確認しておきましょう。
申請期限をすぎている場合や、その年度の予算上限に達している場合も補助金は受けられません。
住宅用太陽光発電の補助金制度

住宅の種類別ごとに利用できる補助金制度について紹介します。住宅のタイプによって補助金額や条件が異なるため、どれが適用されるか事前に確認しておきましょう。
戸建て住宅の補助金
国が実施する戸建て住宅向けの補助金制度を紹介します。
| 補助金名称 | 補助金額 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス (ZEH)化等支援事業 |
55万円~100万円 | 省エネ基準適合が条件 |
補助金額100万円の対象となるのは、ZEH+を満たす戸建て住宅が対象となります。
参考:戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
マンション・アパートの補助金
国によるマンション・アパートへの補助金は設けられていませんが、一部の自治体では設けられています。
一例として東京都足立区の「太陽光発電システム設置費補助金(設置後申請)」を紹介します。分譲マンションに設置した場合の上限額は、60万円(足立区内事業者利用の場合は72万円)です。
要件として、分譲マンションに発電システム(区分所有者全員の共有に属する発電システム)を設置した管理者であることが求められます。
このようなマンション・アパート向けの補助金がお住まいの地域にあるか確認してみてください。
新築住宅の補助金
新築住宅向けの補助金制度について紹介します。
| 地域 | 補助金額 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 大阪府東大阪市 | 2万円/kW | 上限8万円 |
| 大阪府岸和田市 | 一律5万円 | 個人または町会が対象 |
| 大阪府池田市 | 2万円/kW | 上限10万円 |
| 全国 | 55万円 | 省エネ基準適合が条件 |
このほかにも各市町村で新築住宅向けの太陽光発電補助金が実施されています。
【参考】
・【令和6年度】大阪府内市町村の省エネ・再エネに関する支援制度
・戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
既存住宅へのあとづけ設置の補助金
既存住宅にあとから設置する場合の補助金制度について紹介します。
| 地域 | 補助金額 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 京都府京都市 | 5万円/kW | 上限900万円、FITまたはFIPを取得しない |
| 滋賀県 |
|
非認定の場合は上限30万円 |
各市町村で既存住宅へのあとづけ設置の補助金が設けられています。
【参考】
・令和6年度京都市建築物の太陽光発電設備等上乗せ設置促進補助金の募集について
・令和6年度スマート・ライフスタイル普及促進事業補助金
太陽光発電の補助金額の目安

実際に受け取れる補助金額について目安を紹介します。
国の補助金の給付額
国が実施する補助金制度の給付額は、以下となります。
| 制度名 | 基本額 | 追加補助 |
|---|---|---|
| ZEH支援 | 55万円/戸 | 蓄電池追加時20万円 |
| ZEH+支援 | 100万円/戸 | 設備追加時個別設定 |
参考:戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
自治体別の補助金額の比較
自治体ごとにも補助金を設定しています。
| 自治体 | 基本補助額 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 大阪府堺市 |
戸建て住宅:一律5万円 |
個人、事業者が対象 |
| 大阪府池田市 | 2万円/kW |
|
| 京都府京都市 | 5万円/kW | 上限900万円、FITまたはFIPを取得しない |
| 滋賀県 |
|
非認定の場合は上限30万円 |
【参考】
・【令和6年度】大阪府内市町村の省エネ・再エネに関する支援制度
・令和6年度京都市建築物の太陽光発電設備等上乗せ設置促進補助金の募集について
・令和6年度スマート・ライフスタイル普及促進事業補助金
蓄電池設置時の追加補助金
蓄電池を設置することで、追加補助金を受け取れるケースもあります。
一例として東京都の「令和6年度 家庭における蓄電池導入促進事業」を紹介します。
蓄電池容量に応じて補助金額が設定されており、以下のうちいずれか小さい額が補助金額となります。
- 蓄電容量(34kWh以上):15万円/kWh(100kWh未満)
- 蓄電容量(34kWh未満):19万円/kWh(最大95万円)
- 助成対象経費の3/4の額
設置時期については、令和6年4月1日から令和11年3月30日までの間に新規設置されることが条件です。
また、メーカーや型式については、環境共創イニシアチブ(SII)により登録された補助対象機器であることが求められます。
詳しい条件は補助金制度によって異なるため、必ず確認してください。
実質負担額の計算方法
補助金適用後の実質負担額の計算方法を説明します。
ただし、実際の補助金額は設置条件や地域、申請時期によって変動する可能性があります。
また、補助金の併用に制限があるケースもあるため、各制度の窓口にご確認ください。
【標準的な4kWシステムを設置する場合(東京都・新築)】
- 初期費用:115.2万円(1kWあたり28.8万円が相場)
- 東京都の補助金:47.2万円
3.6kWまで:12万円/kW×3.6kW=43.2万円
残り0.4kW:10万円/kW×0.4kW=4万円 - 実質負担額:115.2万円-(43.2万円+4万円)=68万円
【蓄電池併設の場合(東京都・新築)】
- 太陽光発電の補助金:47.2万円
- 蓄電池(4kW)の費用:本体代56.4万円+設置費用20万円=76.4万円
- 蓄電池の補助金:57.3万円
4kWhの場合、19万円/kWh×4kW=76万円
ただし上限は助成対象経費の3/4なので、76.4万円×3/4=57.3万円が実際の補助額 - 実質負担額:115.2万円+76.4万円ー(47.2万円+57.3万円)=87.1万円
【ZEH基準適用の場合(東京都・新築)】
- 初期費用:115.2万円(1kWあたり28.8万円が相場)
- ZEH基準適用の補助金
太陽光発電の補助金:47.2万円
国のZEH基準による補助:55万円 - 実質負担額:115.2万円-(47.2万円+55万円)=13万円
【すべての補助金を組み合わせた場合(東京都・新築・ZEH・蓄電池併設)】
- 初期費用:191.6万円
- 太陽光発電システム:115.2万円
- 蓄電池システム:76.4万円
- 適用可能な補助金:179.5万円
- 太陽光補助金:47.2万円
- 国のZEH基準による補助:55万円
- 東京都の蓄電池補助金:57.3万円
- 国の蓄電池追加による補助:20万円
- 実質負担額
- 191.6万円-179.5万円=12.1万円
- ※この計算例はすべての補助金の併用ができるという前提です。
実際の申請時には、補助金の併用条件や申請時期、予算残額の確認が必要です。
太陽光発電の補助金活用のポイント

太陽光発電の補助金を最大限に活用するためには、運用方法の選択や複数の補助金の組み合わせ方を理解することが重要です。
売電収入と自家消費の比較
太陽光発電システムの運用方法は、売電を中心にするか自家消費を中心にするかで、補助金の対象範囲が変わってきます。
| 利用方法 | メリット | 補助金との関係 |
|---|---|---|
| 売電中心 |
|
補助金額が限定的 |
| 自家消費中心 |
|
追加補助金の可能性大 |
| ハイブリッド型 |
|
複数の補助金活用可 |
売電中心の場合は、ある程度の安定した収入が得られますが、補助金額は限定的になります。
一方、自家消費中心の場合は、電気代の削減効果が大きく、蓄電池などの追加設備との組み合わせで、より多くの補助金を受けられる可能性があります。
ハイブリッド型の運用では、昼間の余剰電力を売電し、朝晩は自家消費するなど、バランスの取れた利用が可能です。ハイブリッド型は、いくつか補助金を組み合わせられるかもしれません。
複数の補助金の併用方法
国と自治体の補助金は、それぞれの要件を満たせば併用することができます。
たとえば、国のZEH補助金と自治体の太陽光発電設置補助金を組み合わせることで、多額の補助を受けることが可能です。また、太陽光発電システムと蓄電池で別々の補助金を受けることもできます。
補助金の併用を検討する際は、まず自治体の窓口で併用できる補助金を確認しましょう。
申請の順序については、一般的に予算規模の大きい国の補助金から申請し、その後に自治体の補助金を申請することをおすすめします。
投資回収期間の計算
投資の回収にかかる期間として、「京都市・既存住宅・4kWのシステム導入・補助金利用した場合」の計算イメージについて解説します。
初期投資として、4kWのシステムでは115.2万円(28.8万円×4kW)が必要となります。京都市の補助金を活用すると、1kWあたり5万円の補助が受けられるため、20万円(5万円×4kW)の補助を受けられます。
実質的な初期費用は95.2万円(115.2万円-20万円)まで抑えることが可能です。
年間の発電量を4,000kWh(4kW×1,000kWh)と想定した場合、業務用は自家消費分(50%)で6.2万円(2,000kWh×31円)、売電分(50%)で3万円(2,000kWh×15円)、合計9.2万円のプラスとなります。
ここから設備の定期点検費用(年間1.17万円)を差し引くと、実質的な年間のプラスは8.03万円となります。
つまり、補助金を活用しない場合は約14.3年(115.2万円÷8.03万円)かかるところ、補助金を活用することで約11.9年(95.2万円÷8.03万円)まで短縮できるでしょう。
※実際の回収期間は設置場所の日照条件や電力使用パターン、電気料金の変動などによって変わってきます。
補助金申請のスケジュール管理
補助金申請は1年ごとに実施されるため、年間スケジュールを把握して管理することが重要です。
申請期限に遅れることのないよう、ポイントを押さえましょう。
| 時期 | 実施項目 | 注意点 |
|---|---|---|
| 年度はじめ | 補助金情報収集 | 補助額や条件の確認 |
| 設置前 | 事前申請・審査 | 必要書類の準備 |
| 工事時 | 工事写真撮影 | 記録の保管 |
| 設置後 | 完了報告 | 期限厳守 |
| 補助金受領 | 確認・管理 | 書類保管(5年間) |
補助金申請は、基本的に4月から翌年3月までの年度制で運用されます。たとえば、2025年は2025年4月〜2026年3月が対象期間です。
年度はじめには必ず補助金情報を収集し、補助額や条件を確認することが大切です。申請できそうな補助金があったら、書類を漏れなく準備しましょう。
工事時には、申請に必要な写真をしっかりと撮影し、記録として保管します。設置後の完了報告は期限が設けられているため、厳守する必要があります。補助金受領後も、書類を保管しなければなりません。
特に注意が必要なのは、補助金は予算上限に達し次第終了となることです。自治体によって申請期間が異なり、事前申請が必要な場合と事後申請でよい場合があります。
まとめ
太陽光発電の補助金制度は、国・都道府県・市町村のレベルでさまざまな支援が用意されています。2025年度は、蓄電池との併用やZEH対応への補助が充実しており、複数の補助金を組み合わせることで、初期費用を抑えることが可能です。
ただし、補助金には予算制限があり先着順のため、導入を検討される場合は早めの情報収集と申請準備が重要です。申請時の書類不備や期限切れにも注意してください。
大阪ガスでは、お客さまの住居やライフスタイルに合わせた最適な太陽光発電システムをご提案しています。詳しくは大阪ガスの公式サイトをご覧ください。
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