インターネット速度の仕組みや用語を解説!測定方法や遅いときの対処法も
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
リモートワークやオンライン授業、動画視聴、オンラインゲームなど、インターネットに接続する場面は多々あります。
しかし、動画が途中で止まったり、ゲームでラグが発生したりするとストレスを感じることもあります。
快適にインターネットを使うためには、通信速度は重要な要素です。
そこで本記事では、インターネットの速度の測定方法や、測定時に理解しておきたい用語について解説します。
また、インターネットが遅いというお悩みに対する解決方法についてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
インターネットの速度に関する基本情報|用語についても解説

インターネットの通信速度とは、データを送受信する速さをさします。
一般的に「Mbps(メガビット毎秒)」や「Gbps(ギガビット毎秒)」という単位であらわされ、数値が大きいほど通信は高速です。
「bps」は通信速度の基本単位で、正式には「bits per second(ビット・パー・セコンド)」といい、1秒あたりにやりとりするデータ量を「ビット」という単位で示します。
また、インターネットの通信速度に関して、下記の用語は知っておきましょう
- ダウンロード速度(下り)
- アップロード速度(上り)
- Ping値
- レイテンシ
- Jitter(ジッター)
それでは、次から速度に関する用語の意味について解説します。
ダウンロード速度(下り)
ダウンロード速度とは「下りの速度」ともいわれ、インターネットからデータを受信する速さをさします。
一般的に最も重視される通信速度で、この数値が高いほど快適なインターネットの利用が可能です。
たとえば、下記の場面ではダウンロード速度が重視されます。
- Webサイトの閲覧
- メッセージの受信
- 動画や画像のダウンロード
- アプリやソフトのインストール
- システムのアップデート
とくに動画のストリーミング視聴や大容量ファイルのダウンロードでは高速な回線が求められます。
アップロード速度(上り)
アップロード速度は「上りの速度」といわれ、インターネット上にデータを送信する速さをさします。
例として、下記の場面でアップロード速度が重要視されます。
- SNSへの投稿やメッセージ送信
- オンラインゲームの配信
- ビデオ通話 など
アップロード速度が遅いと、動画や画像の投稿に時間がかかるだけでなく、やビデオ通話の画質低下が発生することもあります。
とくにリモートで仕事する場合やオンライン配信をおこなう場合は、高速なアップロード環境の確保が重要です。
Ping値
Ping値(ピン値・ピング値)とは、デバイスとサーバー間でデータが往復する時間を示す指標で、単位は「ms(ミリセカンド)」です。
Ping値が低いほど応答速度が速く、通信がスムーズになる一方で、値が高いと遅延が発生しやすくなります。
とくに以下の場面ではPing値の低さが重要です。
- オンラインゲーム
- ビデオ通話
- ライブ配信 など
下記に用途別のPing値の目安を挙げてみました。
| 用途 | Ping値の目安 |
| 動画視聴 | 30ms以下 |
| オンライン会議 | 30ms以下 |
| オンラインゲーム | 15ms以下 |
Ping値が低いほど遅延が少ないため、安定したネット環境を求める場合はPing値の低さにも注目しましょう。
レイテンシ
レイテンシとは、データ転送をおこなう際に発生する遅延(待ち時間)のことです。
Ping値と同様に、レイテンシの数値が高いとオンラインゲームやビデオ通話、リアルタイム通信のレスポンスが遅くなります。
Ping値と同じ意味とされることもありますが、Ping値がデータの往復時間を示すのに対し、レイテンシは片道の時間であるとイメージするといいいでしょう。
Jitter(ジッター)
Jitterとは、Ping値の変動(揺らぎ)を示す指標で、数値が低いほど通信が安定していることを意味します。
たとえPing値が低くてもJitterの数値が高いと、通信が不安定になり、オンラインゲームでラグが発生しやすくなったり、ビデオ通話で音声や映像が途切れたりします。
安定したインターネット環境を維持するためには、Ping値だけでなくJitterの値も確認するといいでしょう。
インターネットの速度を調べる方法

「動画が途中で止まる…」「オンラインゲームのローディングが長い…」というときには、まずインターネットの速度測定をおこない、通信環境を確認しましょう。
インターネットの速度を調べる方法として、下記3つが挙げられます。
- スピードチェック|大阪ガス
- インターネット速度テスト|Google
- インターネットの速度を測定するアプリ
それぞれの特徴について見ていきましょう。
スピードチェック|大阪ガス
大阪ガスが提供する「スピードチェック」は、インターネットの速度を簡単に測定できるツールです。
ダウンロード速度とアップロード速度の両方を測定できるだけでなく、サイト閲覧や動画視聴(高画質・4K)、ゲームなどの用途別に速度評価を表示してくれるのが特徴です。
また、測定結果の基準も下記の5段階で記載されているため、速度の目安についてあまりイメージできない人にも理解しやすくなっています。
| 速さの評価 | 速度 |
| めっちゃはやい | 200Mbps~ |
| はやい | 70~200Mbps未満 |
| ふつう | 12~70Mbps未満 |
| おそい | 2~12Mbps未満 |
| めっちゃおそい | 2Mbps未満 |
用途に応じた速度の目安を知りたい方や、わかりやすい速度測定ツールを使いたい方にオススメです。
インターネット速度テスト|Google
Googleが提供する「インターネット速度テスト」は、検索するだけで簡単に速度を測定できるシンプルなツールです。
「インターネット 速度テスト」または「スピードテスト」とGoogle検索すると、「速度テストを実行」ボタンが表示され、ワンクリックで測定が開始されます。
測定できるのはダウンロード速度、アップロード速度、レイテンシのみですが、手軽にインターネットの速度を確認したい場合に便利です。
インターネットの速度を測定するアプリ
スマートフォンでインターネットの速度を測定したい場合は、専用アプリを利用するのもいいでしょう。
Wi-Fiだけでなくモバイル回線の速度も測定でき、バックグラウンドで動作するアプリなら、通信速度を継続的にチェックすることも可能です。
無料アプリの場合、広告表示が多いのが気になる点です。ただ、無料で利用できるため、外出先で頻繁に通信速度を確認したい人にオススメです。
通信速度は「理論値」よりも「実測値」が重要

通信速度をチェックする際は「理論値」ではなく「実測値」を重視しましょう。
理論値とは、最適な条件下で発揮される最大の通信速度を示したもので、実際の環境ではそのとおりの速度が出るとは限りません。
一方、実測値は実際の環境で測定された通信速度であり、下記の要因の影響を受けます。
- 回線の混雑状況
- 通信距離
- 使用する機器の性能 など
そのためインターネットの快適さを判断する際には、理論値ではなく、より現実的な「実測値」を確認しましょう。
インターネット速度の目安|100Mbpsあれば快適な通信が可能

インターネットの通信速度は、高速であるほど快適にインターネットを利用できますが、具体的にどのくらいの速さが必要なのでしょうか。
一般的に、端末1台あたりだと「100Mbps以上」あれば、メッセージのやりとりや動画視聴、オンラインゲームのプレイには十分に対応できるとされています。
そのため、普段からパソコンやスマホを頻繁に利用する方は「100Mbps以上」を目安にするといいでしょう。
それでは、下記の具体的な場面に応じた推奨速度について見ていきましょう。
- Webサイトの閲覧
- 動画の視聴
- ビデオ通話(オンライン会議や授業)
- メッセージの送受信(チャット・メール)
- 大容量ファイルのダウンロード
- オンラインゲーム
なお、Wi-Fiの速度に関して詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
関連記事:Wi-Fiの速度の目安はどれくらい?遅いときの対処法と用途や回線別の速度の平均目安を紹介
Webサイトの閲覧
Webサイトを閲覧する場合、1Mbps程度の通信速度があれば問題なく利用できます。
テキスト中心のサイトであればさらに低速でも閲覧可能ですが、画像や動画の多いサイトでは読み込み時間が長くなることもあります。
動画の視聴
動画の視聴には、1Mbps〜20Mbpsの通信速度が目安となります。
標準画質(SD:480p)の動画なら1〜5Mbps、高画質(HD:720p)では5〜10Mbps、4K画質(2160p)では20Mbps以上が推奨されます。
画質が高いほどデータ量が増えるため、快適に視聴するには十分な回線速度が必要です。
ビデオ通話(オンライン会議や授業)
オンライン会議や授業には安定した通信速度が求められるため、10Mbps程度が目安とされます。
ビデオ通話は双方向の通信のため、下り(ダウンロード)だけでなく、上り(アップロード)の速度も重要です。
回線が不安定だと、映像や音声が途切れる可能性があります。
メッセージの送受信(チャット・メール)
チャットやメールの送受信には、1Mbps程度の速度があれば十分です。
ただし、画像や動画、ファイルを添付する場合は、より高速な通信が必要になります。とくに大容量のファイルを送る際には、アップロード速度も考慮しましょう。
大容量ファイルのダウンロード
大容量ファイルのダウンロードには、100Mbps程度の通信速度が目安とされます。
ただしダウンロード元のサーバーの速度が遅いと、回線速度が速くてもダウンロード時間は短縮されません。高速な回線を活用するには、サーバー側の性能も重要です。
オンラインゲーム
オンラインゲームでは、30~100Mbps以上の通信速度が推奨されます。
とくに対戦系のゲームでは、速度だけでなくPing値(50ms以下が理想)やJitter(揺らぎ)が低いことも重要です。Ping値が15ms以下なら、ほぼラグのない快適なプレイが可能とされています。
インターネットの通信速度が遅い場合の対処法

インターネットの接続が不安定だと、作業の中断を余儀なくされます。とくにゲームで盛り上がっているところで通信に不具合があったり、リモートワークで通信が切れたりすると、ストレスがたまるでしょう。
そのような状態でお困りのとき?には、下記の対処法を試してみましょう。
- ルーターやデバイスを再起動させる
- ルーターの設置場所を見直す
- 無線使用の場合は有線接続にする
- 契約しているプランやプロバイダーを見直す
また、Wi-Fiの速度の遅さが気になるときの対処法については、下記の記事でも詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:Wi-Fiの速度を上げる12つの方法!遅いときの対処方法と原因を紹介
ルーターやデバイスを再起動させる
ルーターやデバイスを長時間使用していると、動作が不安定になり、通信速度が低下することがあります。
とくに、Wi-Fiの接続が不安定なときや突然速度が遅くなった場合は、まずはルーターと使用しているデバイスの両方を再起動させてみましょう。
これによって一時的な不具合が解消され、速度が改善することがあります。Wi-Fi接続が不安定なときは、最初に試してみましょう。
ルーターの設置場所を見直す
Wi-Fiの電波は、障害物やほかの電波の影響を受けやすいため、ルーターの設置場所もポイントとなります。
壁や家具が多い場所にあると電波が遮られ、通信速度が低下するため、できるだけ下記の場所に設置するのが理想的です。
- 部屋の中央
- 床から高い位置
- 見とおしのいい場所
逆に、電子レンジやBluetooth機器などの電波を発する家電が近くにあると干渉が起こり、通信が不安定になることがあるため、ルーターを離して設置するといいでしょう。
無線使用の場合は有線接続にする
Wi-Fi接続は便利ですが、電波の干渉を受けやすく、速度が安定しないことがあります。
とくに以下のようなケースでは、Wi-Fiではなく有線接続(LANケーブル)を使用するのがオススメです。
- オンラインゲーム
- 動画配信・ストリーミング
- リモートワーク・オンライン会議 など
有線接続は電波の影響を受けず、速度低下が起こりにくいため、Wi-Fiの遅さが気になる場合は、可能な限りLANケーブルを使用し、有線接続に切り替えるといいでしょう。
契約しているプランやプロバイダを見直す
現在契約しているインターネットのプランによっては、通信速度が制限されている可能性があります。
とくに低速プランを契約している場合は、高速通信が可能なプランに変更することで、速度の改善が期待できます。
プロバイダーによっては回線の混雑状況が異なり、夜間など特定の時間帯に速度が低下することがあります。その場合は、即効性はありませんが、プロバイダーの乗り換えを検討するのもひとつの対策です。
関連記事:プロバイダーとは?選び方や料金、契約までの流れを解説
インターネットの速度に関するよくある質問

ここからはインターネットの速度に関する下記のよくある質問についてまとめました。
- インターネット無料の賃貸マンションは通信速度が遅いですか?
- インターネットの速度測定結果はサイトによって違うのはなぜですか?
- インターネット速度のベストエフォート型とは何ですか?
それでは、これらの質問についてひとつずつ回答します。
インターネット無料の賃貸マンションは通信速度が遅いですか?
インターネット無料マンションでは、1つの回線を複数の住人で共有しているため、通信速度が遅くなることがあります。
とくに夜間や休日など、入居者の多くがインターネットを利用する時間帯には通信速度が低下しやすい傾向があります。
動画視聴やオンラインゲームなどの高速通信が必要な場合は、個別に光回線を契約することを検討してみましょう。
下記の記事では、インターネット無料物件とWi-Fi無料物件の違いについてまとめていますので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
関連記事:インターネット無料物件にWi-Fiルーターは必要?Wi-Fi無料と何が違う?
インターネットの速度測定結果はサイトによって違うのはなぜですか?
インターネットの速度測定結果がサイトによって異なるのは、測定方法や接続するサーバーが異なるためです。
速度テストは、測定サイトが指定するサーバーとデータをやりとりすることで速度を算出しますが、接続するサーバーの場所や負荷状況、テスト方法の違いにより速度の結果が変わることがあります。
より正確な通信速度を知りたい場合は、複数の測定サイトを利用し、平均値を確認するといいでしょう。
インターネット速度のベストエフォート型とは何ですか?
ベストエフォートとは、「最大限の努力」を意味し、インターネットの世界では「理論上の最大通信速度を提供するが、実際の速度は保証しない」という仕組みをさします。
たとえば光回線の広告で「最大1Gbps」と書かれていることがあります。これは「理論上の最大速度」であり、必ず1Gbpsで通信できるわけではありません。
実際は下記の条件によって通信速度に変動があります。
- 回線の混雑状況
- 使用している機器の性能
- ケーブルの種類
- 基本ソフト(OS)の設定 など
そのため、「最大1Gbps」と表示されていても、実際の速度はさまざまな条件によって変わります。
インターネットの快適さを判断する際は、実測値を確認しましょう。
通信速度を理解してインターネットを快適に楽しもう

インターネットを快適に使うためには、ダウンロードやアップロードなどの通信速度は重要であり、とくに動画やオンラインゲームを楽しむには、高速かつ安定した通信が求められます。
ツールによる速度測定をおこない、速度の遅さが見られるようであれば、ルーターやデバイスの確認、有線LANの活用などをしてみましょう。
通信速度の仕組みを理解し、快適な通信環境を維持しながらインターネットを楽しみましょう。
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